9月21日(木)の野球ドリル
打順間違えのケースです。
本来であれば2番打者の打順ですが、3番打者が打席に入りカウントが2ボール1ストライクとなった時点で守備側が打順間違えに気が付き、球審にアピールしました。
さてこの場合、アピール後にどういう判断が下されるでしょうか?
答え
野球規則6.07(a)より
打順表に記載されている打者がその番を打たないで、番でない打者(不正位打者)が打撃を完了した(走者となるか、アウトとなった)後、相手方がこの誤りを発見してアピールすれば、正位打者はアウトを宣告される。
ただし、不正位打者の打撃完了前ならば、正位打者は、不正位打者の得たストライクボールのカウントを受け継いで、これに代わって打席につくことは差し支えない。
と、あります。
よって、本来打席に入るはずの2番バッターが2ボール1ストライクから打席に入りプレー再開、打順間違いによる罰則は無しとなります。
したがってもしも相手チームの打順間違いに気が付いた場合はその打席をそのままやり過ごし、次打者になった時点でアピールをすればアウトを1つ得ることが出来るわけです。
打順が表示される電光掲示板のスコアボードのある試合でも、打順間違いはまれにありますので覚えておくとお得です。
なお、打順間違いが発生していても審判はそれを指摘することはできません。
あくまで両チーム監督および選手が気が付いて、アピールをすることで初めて打順間違いに対して判定を下すことが可能となります。