9月22日(金)の野球ドリル
※実際にあったケースです
両チームの攻撃がお互いに終わり、2回の表を迎えた時の出来事です。
1回の裏の攻撃時に「両チームのオーダー表」に記載されていない選手、すなわち登録されていない選手が打席に入り、打撃を行っていたことがわかりました。
すでに打撃を完了しており、2回の攻防を迎えております。
この時、どう対処されたか
①1イニングが完了しているのでそのまま試合を続行した。
②登録外の選手なので、登録されている選手と交代し、試合を続行した
③登録外の選手起用の時点でルール違反となり没収試合となった
答え
登録外の選手がゲームでプレーする、そんなことあるの?ということが実際にあるから驚いてしまいますが、大学野球では起き得るんです。
中学・高校ではほぼ起きないのは、「大会期間中のベンチ入り選手登録の変更がほとんどないからです」
というのも、中学校・高校ともベンチ入りするメンバーにのみ背番号ゼッケンを配布します。
しかも大体が、高校野球であれば1番から始まり18番(地区によって若干異なります)中学校野球も20番くらいまででしょうか?
大学野球でのリーグ戦では、登録選手とベンチ入りの選手の人数が同じではなく登録選手であれば、1試合おきに選手を入れ替えることが可能です。
入れ替えたことを監督やコーチが覚えていればいいのですが、例えばリーグ戦中の練習で監督が「今日の試合ベンチに入れ」と普段ベンチ入りしていない選手に声をかけたとしましょう。
本来であれば、この時点で当日提出するベンチ入りメンバーの変更をしなければならないのですが、便利な世の中なもので最近は手書きで登録メンバーを書くことは少なくなりました。
パソコンからプリントアウトということのほうが多いのではないでしょうか?
さらに、「所属リーグの登録選手」と「ベンチ入りメンバー」は違うということが頭から抜けてしまうことも。
単純な「人為的ミス」なのですが、このミスの罰則は結構重く、わかった時点で没収試合、反則負けとなるケースが多いようです。
6大学リーグ制の場合だと、10試合のうちの1つとなるだけに絶対に避けたいミスであると思われます。
というわけで正解は③の「登録外の選手起用の時点でルール違反となり没収試合となった」です。