9月7日(木)の野球ドリル
ワンアウト1・2塁のケースです。
ライト前の頭上を越えるかどうかというフライが上がった打球、2塁ランナーはハーフウェイで2塁と3塁の間で打球を見ておりましたが、1塁ランナーはライトの頭上をこえると判断し、2塁へ向かって走っておりました。
打球はライトオーバーの2塁打となりましたが、この時1塁ランナーが勢い余って先の塁にいる2塁ランナーを追い越してしまいました。
しかもこの時2塁ベースを空過し追い越しました。
追い越された時点で2塁ランナーは自分がアウトだと思い、走塁をやめ1塁ランナーが2塁、3塁を周りホームインし、得点が認められました。
守備側からアピールがなかったのですが、なんかおかしいな?と思って試合を観ていたのですが、実際のところ守備側はどうすべきだったのでしょうか?
答え
後ろのランナーが前のランナーを追い越した場合、追い越した方のランナーがアウトとなります。
覚え方としては、ランナーが2・3塁のケースで、3本間に挟まれて3塁に戻ったランナーと2塁から3塁へ進塁したランナーの2人が同じ3塁ベースを踏んでいた場合、塁の占有権を持っているのは先のランナーとなります。
よって2人同時にタッチされた場合2塁ランナーの方がアウトとなるのと同じ理由で、ランナーとしての優先権は前にいるランナーにあるので、ランナーの追い越しがあった場合「追い越した方がアウト」となります。
今回のケースは、追い越した方のランナーがアウトで、追い越された2塁ランナーは生きているのですが、アウトと勘違いしてベンチに戻ったことで「走塁放棄」となり2塁ランナーもアウト。
よってダブルプレー。
得点も0点ということになります。
なんでこういうことになったのか何とも不思議な出来事でしたが、試合の時は「ルールブック」を携帯していつでも確認できる状態にして試合に臨んだ方がよいと思いました。