9月10日(日)の野球ドリル
6-4-3のダブルプレーのケースです。
ショートからセカンドへのグラブトス、これがちょっとそれたのでセカンドがかぶっていた帽子をとっさにぬいで、帽子の中にボールを収め、素早く握りなおしてファーストへ送球し、1塁もギリギリ間に合ったようですが、なにやら審判団が協議しております。
さてダブルプレーは成立したでしょうか?
答え
野球規則7.05(d)より
打者に2個の塁を与えられる場合:野手が、帽子、マスクその他の着衣の一部を、本来つけている個所から離して、送球に故意に触れた場合。
この際はボールインプレーである。
とあります。
ボールを捕球するために帽子を使用した時点で、このルールに抵触しますのでダブルプレーにはならず、走者、打者走者にそれぞれ2つの安全進塁権が発生します。
気を付けたいのはフォアボールと同じ「安全進塁権が発生」と「ボールインプレー」ですので、守備側に油断があればそのままホームを狙えるということです。