野球ドリル 問20
イレブン杯2回戦で実際にあったケースの応用です。
過去に紹介した野球ドリルのおさらいとなると思います。
ワンアウト2・3塁、カウント1ボール2ストライクからの4球目でした。
3塁ランナーの離塁スタートが早く、バッテリーが投球を外に大きく外しました。
打者は何とかバットに当てようとバットを放り投げましたが、バットには当たりませんでした。
放ったバットが捕手にぶつかりましたが、捕球した捕手はそのまま3塁ランナーを追っかけていき、3塁ランナーは三本間に挟まれてタッチアウトとなりました。
打者は3振でアウト、3塁ランナーもアウトでダブルプレー成立3アウトチェンジとなりました。
もし打者の放ったバットの影響で投球が捕手が転んでいた場合ジャッジはどうなっていたでしょうか?
答え
野球規則7.09打者によるインターフェア
(a)第3ストライクの後、打者走者が投球を処理しようとしている捕手を明らかに妨げた場合。打者走者はアウトとなり、ボールデットとなって、他の走者は投手の投球当時占有していた塁に戻る。
とありますが、第三ストライクが捕手の完全捕球か、1塁にランナーがいて振り逃げが成立しない場合、すなわちスリーストライク即アウトの状態で明らかに3塁ランナーの走塁を幇助するために打者が妨害したと判断した場合、3塁ランナーもアウトとなり、ダブルプレーとなります。
従って今回のケースは、守備妨害でダブルプレー3アウトチェンジというケースもあったこととなります。
打者が走者の走塁を助けるために空振りで援助するケースがあります。
しかし、過度にやりすぎるとそれは妨害行為ととられますのでご注意ください。