写真のペンチは、2015年12月に見たTV番組、「所さんのニッポンの出番」で紹介されていたペンチ。
その名も「ネジザウルスGT」(株式会社エンジニア社製(本社大阪市東成区))です。
スパイクの「軽量化」とスパイクの刃が「丈夫」になってきたこともあり、今やほぼ全ての野球スパイクが埋め込み式となり金具交換自体をしなくなったので、ネジザウルスを使う機会はほぼないのですが、以前はかなり重宝してました
「万能ペンチ ネジザウルス」
ネジ式のスパイクが主流だった頃の金具交換は、購入時に付属でついてくる専用のネジまわしで外していました。
しかし、金具の刃がなくなるまで使用される方や長期間スパイクを手入れせずにネジが錆びてしまい、刃を留めてる六角ボルトの頭がすり減っていて六角レンチに噛まず、自分で外せない状態になって交換を依頼される方がほとんどでした。
ネジ山のつぶれたネジをどうやって外すか、これは運動具屋さんによってやり方はいろいろあると思うのですが、「ペンチ」でネジを外すという選択肢は不器用だと指先を怪我して血が出ることもありお選びになる方は少数でしょう。
弊社イレブンもペンチで外す方法はほとんどとりません。
当時、用具メンテナンスで混むこの時期にスパイクのネジと格闘していたのですが、所ジョージさんの番組で紹介されたのがこの「ネジザウルス」。
「え?ペンチで角のなめたネジやネジ山のつぶれたネジ外せるの?」と半信半疑で見ていたのですが、あらまあ・・・・なんということでしょう~♪山のつぶれたネジをペンチでいとも簡単に外しているではありませんか。
「これ、すぐほしい」と、テレビ放映が終わった次の日に、ジョイフルエーケーさんとホーマックさんを回りました。
しかし、どちらにも「ネジザウルス」はなく(類似品はありましたが)、これだけ探したのだから類似品ではなくほんもののネジザウルスを使ってみたいと思い、ネットで調べたところ札幌では狸小路の工具専門店さんに置いてあるではありませんか。
しかし、日を改めて買いにいったところ・・・テレビの影響ってすばらしいですね、売り切れです。
後日、工具に詳しい人にお願いし待ちに待ってようやく手元に届きました。
ネジ山の低いネジでもしっかりとつかめてネジが簡単にまわせました。
通常のペンチと違いねじザウルスは縦にも溝が刻まれてます。
当時のスパイク修理では大きな味方だった「ネジザウルス」ですが、スパイク修理に限らず、その他いろいろな事で活躍できるペンチだと思います。
ご家庭にも一本あると便利だと思いますよ。
こんな感じで使えます。
※イレブンで「ネジザウルス」は販売しておりません。
Amazonで買うことができますので、こちらからどうぞ。