久保田スラッガーのものづくりへのこだわり。まるで野球版「下町ロケット」!!
道新スポーツ2016年1月5日 そこが知りたい「帰ってきた特命記者」
第18回「プロの名手うならせる逸品」より
(詳しい詳細は道新スポーツをお買い求め、じかにごらんください)
野球版「下町ロケット」:久保田運動具店
~創業80周年 総従業員数30人の野球メーカーが全国の野球選手にお届けする珠玉のグラブ~
今年2016年で創業80周年を迎える久保田運動具店さんは現在「大阪本社」・「東京支社」・「福岡支社」の三社を合わせ、総勢30人の従業員で営まれている、野球用品メーカーです。
イレブンでは、総勢30名の久保田運動具店さんのグラブが2000人以上の社員を抱える大手の総合スポーツメーカーにひけをとらずに売れてます。
お客さんが久保田スラッガーのグラブを使いたくなる「職人の知識と知恵」をグラブに盛りこみ、昨年末高視聴率を集めた「下町ロケット」のような、会社の規模や資本力に左右されない「ものづくり」へこだわりでクボタスラッガーのグラブは今日もたくさんの野球選手に使用して頂いております。
さて、久保田スラッガーのこだわりは今日、大手メーカーもまねをせざるを得なくなった。
その久保田スラッガーの知恵の一部を紹介させて頂きます。
久保田スラッガーといえば「湯もみ型つけ」、「湯もみ型つけ」といえば久保田スラッガーといっても過言ではない。
久保田スラッガーのグラブが一躍有名になったのは「湯もみ型つけ」という独自のグラブ加工方法を大手メーカーに先駆け、久保田運動具店の江頭氏(2013年秋に黄綬褒章を受章したグラブ職人の神様みたいな職人さん)が手がけたことに端を発する。
江頭氏がグラブの加工方法として「湯もみ型つけ」を考案したきっかけは、1968年当時プロ野球西鉄ライオンズの担当をされていた時に選手が「グラブをたき火で温めながら使用している」光景を見て閃いた手法だそうです。
*現在、久保田運動具店に入社した新入社員は社員研修としてまず1カ月、江頭氏のもとで研修を受けることになっている
そして、「その湯もみ型つけ」に適した素材として久保田スラッガーのグラブ革は「素上げ」の革を使用する。
革の表面にコーティング加工を施さない加工、一般的に野球のグラブは土や芝生の上で使用するものであるから、天然皮革でできているグラブが土や芝生が含んだ水分で傷まないように表面をコーティングするのが一般的な方法。
ところが、久保田スラッガーのグラブは「湯もみ型つけ」をしてしようすることがコンセプトとしてあるため、革表面をコーティングせず、素上げの工法をとります。
それは、「湯もみ型つけ」の工程、約50度のお湯の中につけこんだときに「お湯が浸透しやすいよう」に乾かす時に「水分が抜けやすいよう」にしている。また、素上げの革はグラブオイルなどをグラブに塗ったときでも革に浸透しやすい特徴をもつため早い段階で手になじむグラブに仕上げることができる。
(加工の仕方や詳細は道新スポーツさんの記事に写真入りで掲載されております)
20世紀中「湯もみ型つけ」に見向きもしなかった大手野球メーカーも21世紀に入ると、それまで否定的だった「湯もみ型つけ」に対応(さまざまな選手からの要望があり)、現在一部のメーカーでも素上げの革をしようしたグラブを制作しております。
「湯もみ型つけ」の先駆者である久保田スラッガーだからできる独自の型つけ、久保田スラッガーのグラブ職人さんがつけた湯もみ型つけ済みのグラブが弊社にいくつかございますので、興味のある方はご来店くださいませ。(通常は型つけ代が別途かかります)
他に久保田スラッガー人気を支えているものに「ロゴラベルの着せ替え」があります。
グラブの手首部分についている「ロゴラベル」、大手のメーカーが基本的に1種類なのに対して、久保田スラッガーのグラブロゴラベルは46種類あり、お客さんの好みの形、色のものに着せかえることができるんです。
同じモデルのグラブでも、ロゴラベルが違えば感じ方もまた違うはず。
「湯もみ型つけ」「ロゴラベルの着せ替え」以外にもまだまだ、説明しきれない、久保田スラッガーのグラブ特徴がございます。
気になる方は是非イレブンへご来店くださいませ。
お応えできる範囲で述べさせていただければ幸いです。
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