中学生から大学生までバスケットボールマンとして青春時代を過ごした店長。
現在はバスケットボールプロリーグのレバンガ北海道を応援する毎日、結構な熱のいりようで、同ファンクラブにも入会され、お仕事の合間をみて「きたえーる」へ足を運び、レバンガの試合を観戦し、一喜一憂する日々を過ごし、レバンガお気に入りの選手は元日本代表の桜井良太選手だそうです。
店内にもいくつかの桜井グッズおよびレバンガグッズ飾っており、店長のレバンガ愛がしみじみと感じられるお店のレイアウトとなっております。
鶏料理店で13年の下積みをし、それまでお勤めされていた南区の澄川にあります「地鶏亭」さん(今年で25周年)から暖簾分けをいただき、地鶏亭「仁」として白石区東札幌で独立。
2016年10月10日にオープンされました。
仁のこだわり
鹿児島県の郷土料理「地鶏のタタキ」が食べられる、薩摩地鶏を扱った鶏料理専門店です。
地鶏のタタキは、江戸時代より鹿児島県(薩摩藩)ではおなじみの料理で、祝いごとや遠方から知人が訪ねてきたときに家庭で調理するおもてなし料理のひとつです。
(地鶏のタタキ)
北海道民には鶏を生で食べる習慣はありません。
というのも一般的な食用の鶏肉「ブロイラー種」はガンピロバクターやサルモネラ菌といった食中毒を起こす要因の菌がついている可能性があり、よく焼いて食べるのが一般的。
生肉で食べるためには、活きのいい新鮮な鶏でなくてはなりません。
日本三大地鶏(名古屋コーチン、比内鶏、薩摩鶏)と呼ばれる、平飼い(広いお庭でのびのびと運動をして育てる飼い方)で、ストレスもなくよく運動して育てられた、健康で、生食(お刺身)として食べるために厳正な処理と管理を行った鶏肉が生肉で食べることが可能な鶏肉と言われております。
薩摩地鶏の特徴は、日本三大地鶏の中でも特に繁殖能力が低く、希少なにわとりさんなだけあって天然記念物にも指定されています。
また、気になるお味の方ですが、地鶏はお肉の弾力性に富み、コラーゲンやグリコーゲン、良質な脂肪が豊富に含まれており、お肌の美肌効果が気になる「女性にはうってつけのニワトリさん」です。
言わずもがな、栄養素含有量は一般的なブロイラーの比ではございません。
栄養価の高い鶏肉で柔らかくて、甘みの強いのが特徴で、鹿児島名産のお酒「芋焼酎」のようなクセのあるお酒に合うというのもわかる気がします。
焼き方
炉に炭をつめてじっくりと焼きます。
炭で焼くと、遠赤外線効果のおかげで表面が一気に固まります。
そのため外はパリパリ、中はやわらかなお肉の食感となり、表面が速く焼けるということはうまみ成分である肉汁が肉の外にこぼれにくくなるので、お肉本体がもつ肉の旨みを味わえます。
炭火は甘みが豊かな薩摩地鶏のもつ旨さを味わうのにピッタリなんです。
さらに、炭火はガス火に比べてお肉の中まで熱がより通ります。
例)160gのお肉をガス火で焼いたものと炭火で焼いたもので比較すると、お肉の表面が同じ85℃だった場合、ガス火で焼いた肉の中の温度は35℃に対して炭火で焼いた肉の中は55℃と20℃もの差が生じるそうです。(所さんの目がテンで紹介されてました)
そして、もも肉を焼くとき「仁」ではあえて金串を使用します。それは、お肉にできるだけ均等に熱を伝えるため、熱が伝わりやすいやや太めの鉄の串を真ん中にさしてお肉の中の柔らかさを均等に近づけるひと手間を加えております。
店長のおすすめ
①薩摩地鶏の新鮮さを味わえる「タタキ」980円(マスターこだわりの鹿児島県の郷土料理です)
②焼き方に特にこだわった「鶏モモ串2本」500円(通常の焼き鳥の大きさの2倍くらいあります)
③こだわりは企業秘密の「セセリ串2本」400円
(鶏モモ)
そして現在、店長出身の旭川にちなんで「JUNドッグ」ならぬ「JINドッグ」を検討中だとか?
バスケットボールが好きで、鹿児島の鶏料理が好きな方は是非とも一度お試しあれ。
地鶏亭「仁」
場所:札幌市白石区東札幌5条6丁目1-17
電話番号:011-850-9629
営業時間:17時~24時
定休日:日曜日