「働く」の語源は、『傍(はた(そばにいる人)を楽(らく)にする』
自分のお仕事がお客さんのためになる、世間のためになることであり、その対価としてお給料を頂くことだそうです。
昨年放送された2015年6月1日の
「プロフェッショナル仕事の流儀」より
2013年、2014年と2年連続で世界で最も清潔な空港に選ばれた「東京羽田空港」
その、2年連続世界一清潔に選ばれた羽田空港の清潔さを支える清掃員チームの指導員を務めている新津春子さんのドキュメントです。
黒船が来航した江戸時代末期、世界中を旅した黒船の船乗りたちが当時の江戸を観て、自分たちが観てきた世界中で江戸の町が一番きれいだと評したという記録が残っております。
それから150年後、日本に訪れる外国の方にとっての日本の玄関であり顔のような場所にあたる羽田空港が世界一きれいだと評されるというのは日本人としてうれしいことでもあると感じました。
ここ最近円安の影響もあって、日本へいらっしゃる海外からの観光客も増えておりますが、日本がきれいだというイメージは選択肢の中にあるのではないでしょうか?
「誰がやったかじゃない、きれいだなとお客さんが思ってくれればそれでいいじゃない」
ただ、空港を使ってくれるお客さんがリラックスできる空間を提供したいという新津さんの考え。
きれいにするのが大好きで、訪れるお客さんにリラックスしてもらえるようプライドをもって仕事をされている新津さん。
日本が誇る「掃除のプロフェッショナル」です。
空港を使うたくさんの人たちに喜んでもらって、お給料を頂く。
「働く」という言葉の原点に改めて気づかしてもらいました。
「世界一清潔である」と評された、新津さんの飽くなき挑戦は今もつづきます。