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「日本型」思考法ではもう勝てない(平尾誠二)。15年前の古田敦也さんの先見の名がすごい!

「日本型」思考法ではもう勝てない 平尾誠二 表紙 「日本型」思考法ではもう勝てない 平尾誠二 中身

「日本型」思考法ではもう勝てない 平尾誠二(河合隼雄・古田敦也・金井壽宏)

ダイヤモンド社(2001年2月6日)

1,500円(税別)
タイトル通り刺激的な内容なので、不快な思いをされる方は購読されないことをお勧めします。

当時ラグビー日本代表監督をお努めの平尾誠二さんが、河合隼雄さん・古田敦也さん・金井壽宏さんのお三方とそれぞれ、組織論や理想のリーダー像、指導者指導の仕方や世界に通用する人材育成について対談されているものを文章化した一冊。
野球の部分、特に古田さんと平尾さんの対談を一部とり上げます。

初版が2001年ということで今からちょうど15年前の本です。
時代背景はセパの交流戦もなく現在とは公式戦試合数も違う状況、オリンピックではプロ野球選手出場解禁になった時ですが、球団がプロ選手をオリンピックに選手を派遣することに否定的で少数で参加している時代、また野球の世界大会も行われていない時です。

その当時の野球界について、今後こういう方向で進めていかないと野球界が衰退するのではないか?と古田敦也さんが当時の野球界の現状に警鐘をならしていました。
当時プロ選手会会長でもあった古田選手の発言は選手会全体の総意として、コミッショナーや球団代表に対し舌鋒鋭く選手会の権利を主張しましたので、「一選手のぶんざいで」とか、「球団経営も知らない若造が」などと一部の権力者から批判などを受けました。
選手会も球団、コミッショナーお互いに主張するも相譲らず、最終的にはプロ野球ペナントレースでストライキが起こるまでに発展、時代の寵児と呼ばれたホリエモンこと堀江貴文氏が、幻のプロ球団ライブドアフェニックスを立ち上げプロ野球に参入する一歩手前まで話が進むなど球界にとって混沌とした時代でもあったと思います。

まだ、プロ交流戦も野球の世界大会も楽天イーグルスも「~JAPAN」なんて話もない時代に、こうしなければと野球界の発展はないと提案されていた古田さんの先見の名はさすがだと思いました。
15年後の今、振り返ると当時の古田さん及び選手会のみなさんの野球界に対する貢献はすばらしいことだと思います。
10年後にはまたこの評価は変わっているかも知れませんが・・・・

そんな、古田さんと平尾さんの対談の一部を紹介します。

古田選手はスコアラーの分析や情報「最近ここのボールを狙ってくるよ」とか「速いカウントだとまっすぐ打ってくるよ」など簡単な情報のみを参考にし、でもあてにはしないそうです。

それは、自身もそうであるように、何回も対戦する相手なら当然、対応を変えることがあるからで昨日の相手と同じことを自分にしてくるとは限らないし、しばらく経てば「上積み」があるわけなので詳細なものが次も当てはまるとは限らない。

逆に自分たちも同じことをずっと続けてるとやっぱり研究されてくるわけで攻略されるから、日々進化していかなければならない。
データに即していくのではなく、状況に応じて細かく判断していくことを大事にしてますと語っております。

15年前の本ですが、今でも色あせない部分があり、15年後にまさかここまで現実になっているとは当の古田さんがどこまで予測されていたか。
それぐらい斬新な意見が込められた一冊だと思います。

歯に衣着せないコメントでざっくり「ダメなものはダメ」と述べてる部分が多数ありますので、お読みになる時はくれぐれもお気を付けください。
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