しっかりと振ってくる啓北商業打線に対し、中盤から修正ができた藻岩高校バッテリーの対応力
市立札幌藻岩高校 対 市立札幌啓北商業高校
高校野球観戦してきました(その3)
市立札幌藻岩高校と市立札幌啓北商業高校、両校とも札幌市の南区にある札幌の市立(いちりつ)高校で、ご近所対決となりました。
序盤、しっかりと振ってくる啓北商業打線に迫力がありました。
鋭い打球も数本あり、先発の羽迫投手何回かつかまりかけました、
実際藻岩高校ベンチは継投の準備もしてました。
が展開が変わったのは中盤以降、
この試合のターニングポイントはここだと思いました。
5回終了後のグラウンド整備直後、6回に啓北商業は継投策にでます、
エースの渥美選手を投入し、啓北商業としては万全の継投態勢、逆転にむけエースの投球で勢いを呼び戻したいところ、
一方の藻岩高校はエース羽迫投手のがまんの続投を選択
序盤の羽迫投手の投球内容は相対的にボールが高くベルト付近の高さのストレートを痛打されるケースが多々ありましたが、6回あたりから徐々に低めへと修正できはじめました。
2シームと4シームをうまく使いわけ、打者の「打ち気」を上手にかわす投球内容へ一変、キャッチャー竹原選手の好リードもあり打たせて取れるようになりました。
まとめ)
高校野球では投手がたくさんいるわけではないので「一試合のなかでの修正能力」はかなり問われます。大学や社会人のように投手が豊富ではないだけに
継投も難しい
エースと呼ばれる投手は「一試合の中で、投球内容を修正する能力」がチームで一番長けています。だから、一人の投手の球数が過剰になってしまうのはこういった事情でもあると思います。
今日は藻岩高校エース羽迫投手の修正能力と竹原捕手の好リードが際立った試合だったと思います。啓北商業は序盤にもう1点取れているとプレッシャーのかかり方が大分違ったのかな?と、普段の練習でかなりバットを振り込んでいるのが伝わりました、特に4番の大磯選手は威圧感ありました。
夏のご近所対決、今回は藻岩高校に軍配が上がりました。
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