ハタケヤマ軟式野球用キャッチャーミットの2019年モデル。
しかも限定のキャッチャーミットで、カタログ掲載ミットにはない限定品にのみ使用されている3つのデザインが特徴です。
ハタケヤマ軟式野球用キャッチャーミットの商品概要
商品名:軟式野球用キャッチャーミット 2019年展示会限定モデル
メーカー:ハタケヤマ
品番:PRO288(基本型M8(谷繁モデル))
定価:各28,000円+税
カラー:全8種類(レッド×ネイビー・ネイビー×レッド・レッド×イエロー・イエロー×レッド・Vオレンジ×ブルー・ブルー×Vオレンジ・ブラック×ビスケットブラウン・ビスケットブラウン×ブラック)
ハタケヤマ軟式野球用キャッチャーミットの特徴
他社(ミズノやゼット、SSK、アシックスなどの大手野球メーカー)との違いは、キャッチャーミットの「マチ」と呼ばれる部分のつくりが他社と根本的に違います。
マチと呼ばれる部分とはミットの親指側と小指側の芯材を覆っているところでミットが盛り上がっている部分のことです。
ハタケヤマ以外の大手野球メーカーのキャッチャーミットは、この部分を革を二枚重ねて縫い付けています。
一方、ハタケヤマ製のキャッチャーミットは革を三枚重ね。
三枚のうちの真ん中に当たる革の部分に両側の革を巻きつけながら縫い込む取り付け方をしております。
野手が使用するグラブの背面を製造するときに用いられる縫い方「ハミダシ」をつけてハミダシに縫い込む製法を取り入れています。
ハタケヤマさんのカタログP4にも記載されていますが「インサイドステッチ」という独自の縫製技術をもちいて製造されております。
この違いこそが「ハタケヤマ」と「その他の野球メーカー」がつくるキャッチャーミットの明確な違いです。
ハタケヤマのキャッチャーミットのマチ部分がハミダシを使用し、3枚構造を採用しています。
この違いについてハタケヤマさんに問い合わせをしてみました。
「インサイドステッチ」を取り入れた理由は、キャッチャーミットを長期で使用すると「捕球面の破れ」が発生します。
そして、キャッチャーミットの破れと同時に皮革を縫っている糸が切れています。
キャッチャーミットの破れ修理をする際に大体のキャッチャーミットのマチの部分の縫製は切れています。
そこでハタケヤマの結論は「ボールを捕る部分にはできるだけ縫い目を残さない方がよい」というものでした。
そこでボールを捕球する際、マチ部分にもボールが当たることがあるのだから「インサイドステッチ」という独自の縫製を編み出し、マチ部分の縫い目を裏側に隠しミットの耐久性を上げようという発想にたどりついたそうです。
さらに、マチ部分にハミダシを取り入れたことで「芯材に対する縦の剛性があがり」他社のキャッチャーミットとの「耐久性」の部分で大きく性能差がでることとなりました。
具体的にはインサイドステッチにより、ミットの破れだけではなく芯材のへたりを抑える機能を持ち、長い年月を使用してもミットの内芯がへたりにくい作用を起こすこととなったようです。
キャッチャーミットとしてNo.1の「耐久性」を実現しているわけです。
他社がマネをしようとしてもできない構造、キャッチャーミットは「ハタケヤマ」と多くの人が認める所以、ハタケヤマの発想力や技術力は縫製一つをとっても素晴らしいと思います。
ハタケヤマのカタログ品と今回の限定キャッチャーミットの違い
・刻印が違う
カタログ掲載の軟式グラブ、軟式ミットの通常の刻印はアルファベットで「ALL BASEBALL LOVERS SINCE1985」となっております。
2019限定モデルはスペシャルオーダー対応のグラブ・ミットにのみ使用する刻印、「心」THE BEST AND ESPECTALLY MADE FOR YOUR SATISFACTIONが印字されています。
・グラブのマークが違う
カタログ掲載の軟式グラブ、軟式ミットの通常のロゴは刺繍で「H」ワッペンを縫い付けてます。
2019限定モデルはカタログに掲載されていない、オリジナルのシリコンロゴ「H」を使用しています。
・人差し指の指カバーが違う
限定モデルは、カタログ掲載の「ツートンカラーのキャッチャーミット」に使用されている指カバーよりも長いロングタイプを採用してます。
ツートンカラーのミットで指カバーのロングタイプの組み合わせはスペシャルオーダーでないとの対応していない装備になります。