打者にとって「バットをどういう風に振るか?」ということは永遠のテーマだと思います。
とりあえず力任せに振ってもいい結果に結びつかないことの方が多いのは、誰しもご存知の通りです。
そこで今回紹介するのは内田販売システムさんから好評発売中のトレーニングバットシュプリームスイングです。
選べる重さは3種類
SS80: 長さ80cm・重さ1200g平均 小学生用 定価:13,200円
SS85: 長さ85cm・重さ1600g平均 中学生用 定価:14,000円
SS85H:長さ85cm・重さ2400g平均 高校生・一般用 定価:15,000円
です。
変わった形状ですが、この形状からわかることはバットを立てて振らないと身体の前の方(ミートポイント)で音が鳴らないということです。
下半身の使い方(重心移動をすることから開始しつつ)、バットを立てて振りつつ、自分のボールのミートポイントで振り抜く動作をしないとグリップエンドで「カチン」と音が鳴ってくれません。
野球の専門用語で「腕をたたんで」とか「肘を身体に巻き付けて」とか「インサイドアウトで」などという表現をされますが、要はインコースのボールを打つときに「効率のいい」動作でスイングができるようになるためのトレーニングバットです。
2400gもの重さがあるのも「効率のいい動作」を身に着けるための狙いで「腕で振り回す」とすぐに疲れるので、たくさん振るうちに身体でバットを振る癖がつくのだと思われます。
「インコースを打つということ」よりもまず「身体の使い方が覚えられる」というのは打者として大事なことだと思います。
・バックスイングから振りだす→腕で振ろうとするとグリップが移動するのでカチンと音が鳴ります。
・下半身始動で振り始めても遠回りに振ると本来のミートポイントよりもだいぶ後ろでカチンと音が鳴ります。
・振りだしている時にヘッドが下がるとミートポイントよりも前でグリップエンドの方に移動するのでカチンと音が鳴ります。
・前の方でカチンと音を鳴らせて振れると「音」と「振り抜いた感覚」が手に伝わってきます。
カチンという音とフワッとヘッドの振り抜き感を得られたところで振ろうとすることで、自然と身体の近くをバットを立てながら重心移動し(最短距離でバットがミートポイントへ進み)スイングの力がボールに最も伝わるあたりでバットを振る感覚を身に着けるためのトレーニングバットです。
使い方としてはシュプリームスイングを10回振って、普段試合で使うバットを10回振るなど、併用して使うと感覚をつかみやすいと思います。
通常のバットの素振りも大事ですが「どういう風に」という具体的なことが思いつかないようなら「シュプリームスイング」を使ってみて、課題を見つけてあげるのも上達の道のひとつではないでしょうか?