数年後には野球のグラブの値段が10万円近くするかもしれません。
独特の捕球音で使用選手から高い評価をいただいております「ハタケヤマ」社の硬式野球用キャッチャーミット。
イレブンにて硬式キャッチャーミットをお買い求めいただく約半分のお客様が「ハタケヤマ」社のキャッチャーミットをお選びいただいております。
ハタケヤマさんが長年をかけて硬式野球業界に浸透させた「キャッチャーミットには和牛が合う」という実績から、昨今は様々な野球用具メーカーから「和牛」を使用したキャッチャーミットが販売されております。
さて、野球用具、とりわけキャッチャーミットと和牛の関係性において気になるニュースが掲載されております。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161106-00000007-khks-soci
肉牛生産量全国4位の宮城県にて生後300日未満の子牛のセリが行われた模様が掲載された記事です。
2009年(平均価格36万2000円)から7年後の2016年現在(平均82万5600円)セリ価格が2倍以上と高騰しているとのこと。
立派な牛に育てるための牛のエサ代や、冬場の暖房費なども高騰していることにより、廃業する牛の繁殖農家さんも出てきている(10年前から現在までで4割減)とのことでした。
和牛の高騰は宮城県だけの話ではなく日本中でのできごとであり、和牛の高騰により和牛以外の牛の値段も上がっているとのことです。
この10年で牛の繁殖農家さんが4割減っているということは食用の牛さんが減るということ、しいてはミットにとって良質されている原料の「和牛の革」も入手が困難となってくることにつながります。
現在、グラブメーカーさんでも職人さんの世代交代が進んでおり、国内で1つ1つを職人さんの技術でつくる職人気質のグラブメーカーでは、注文してから店舗にグラブが届くまでの生産納期が1か月以上多くかかっております。
質を落とさずに今まで通りにグラブやミットを提供してくとなると、グラブ職人さんの育成費用+高騰するグラブ皮革の原材料費がそのままグラブのお値段に乗っかってくるわけです。
今まで50,000円前後で購入できたハタケヤマさんのミットが2・3年後には80,000円以上の定価になるかもしれない事態になっている可能性が・・・。
野球選手にとって必須アイテムのグラブ・ミットは現在も決して安い買い物ではありませんが、今後はもっと高騰する可能性は十分あります。
ハタケヤマのキャッチャーミット購入をお考えの方へは、購入はお早めにとのおすすめすると共に、今使っているグラブやミットを長くお使いいただけますよう、グラブやミットのお手入れ用の保革オイルや土や砂などを落とすグラブローションなども店舗にて揃えております。
オフシーズンのこの時期にしっかり手入れをしてグラブ、ミットの面倒をみてあげることもお勧めします。
グラブやミットは天然皮革製品ですから、大事に使えばアジも出てきますよ。