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元カリスマ営業マンが駅伝で達成した偉業!魔法をかける~アオガク「箱根駅伝」制覇までの4000日~原 晋)

魔法をかける ~アオガク「箱根駅伝」制覇までの4000日~原晋(青山学院大学陸上競技部長距離部門監督)【講談社】1 魔法をかける ~アオガク「箱根駅伝」制覇までの4000日~原晋(青山学院大学陸上競技部長距離部門監督)【講談社】2
人を育て 組織を鍛え 成功を呼び込む 勝利への哲学157~原晋、魂の語録 著者:原晋 出版社:ぴあ 人を育て 組織を鍛え 成功を呼び込む 勝利への哲学157~原晋、魂の語録 著者:原晋 出版社:ぴあ

魔法をかける ~アオガク「箱根駅伝」制覇までの4000日~(2018年1月5日加筆)

原晋(青山学院大学陸上競技部長距離部門監督)【講談社】

1,200円(税別)
2018年1月2・3日箱根駅伝も終わってみれば、青山学院大学の総合優勝という結果となり青山学院大学の箱根駅伝4連覇となりました。

 周囲からの注目度、プレッシャーをものともしない原晋監督はじめ、青山学院大学長距離部のすごさって一体なんだろう?と考えてました。

 翌日の原監督の談話など聞いておりますと、以前読んだ中澤佑二さんの「自分を動かす言葉」(ベスト新書)の中の一説で、体操の米田功さんが述べてたという「勝つためにはミスへの寛容さと平常心が近道」というお考えのもと育成論があるような気がしました。

 往路の5区で急に止まり、攣りそうな足のストレッチをはじめた竹石選手の行動。あまり見かけませんが「その状況でどうしたらいいのか?」ということが結果として冷静な判断であったようです。初優勝から3年以上たちました。「魔法をかける」ではスポーツ選手として、生活面に規則性を持たせて組織づくりに余念なく費やしたことを「勝利への哲学157」では、結果ではなく選手の人間性を重視して指導していることが伝わります。短期的な結果ではなく、長期的な結果がどうなるか、すなわち短期的な失敗がその選手にとって最終的に大きな結果につながっていくかに重きを置いているところ「自主自立」というものでしょうか?
教えるというより「考えさせる」ことの方を優先させている感を感じました。
4連覇でまたあらたに本を出版されるとは思いますが、肩慣らしに下記2冊改めて紹介させていただきます。(1月8日追記)


偉業達成で今や時の人、最近はよくテレビ番組などでおみかけしますが、一見どこにでもいそうな陽気なおじさんの風貌の原監督。
このどこにでもいそうな原監督の手腕が、いかにして青山学院大学長距離部を栄光へ導いたのか?その軌跡を以下2冊を読んで考えてみました。


・魔法をかけるアオガク『箱根駅伝』制覇までの4000日
著者:原晋 出版社:講談社 定価:1200円+税

・人を育て 組織を鍛え 成功を呼び込む 勝利への哲学157~原晋、魂の語録
著者:原晋 出版社:ぴあ 定価:1200円+税


「魔法をかける」という本のタイトル、50過ぎのごく普通のオジサンが唱える「魔法」とは何を想像しますでしょうか?

選手をやる気にさせる一言とか、メンタルトレーニングや独特のトレーニング理論でしょうか?
当然、されていることとは思いますが「そういう事」は別に青山学院大学陸上部に限らず、どこの学校でも別の競技でも少なからず取り入れていると思います。
最近テレビでよく目にするのは「女子レスリングの吉田沙保里さんと栄監督」か「青山学院大学陸上部と原監督」で、アオガクではよそにないオリジナルのトレーニングを行っているとか、柔道選手が最近はレスリングの技術練習を取り入れているなどで、何か変わったことをしたから結果が出たかのように思いがちです。

しかし、私が本著書を読んで感じたのは、原監督が陸上選手を引退後に10年間営業マンとしてそれも大きな営業成績を上げたことが大きな要因ではないかと思います。自称カリスマ営業マンと、半分照れもある自己紹介を原監督はされております。

実際の業績の方はわかりませんが、原さんが監督となり指導者として選手に携わる前に、10年間営業のお仕事をされていたことが「~先生」と呼ばれるお仕事に携わる人たちが、その職業ゆえに陥りがちな「形」にならずに選手を育てる立場にたてたので監督就任11年目で箱根制覇、そしてのちの3連覇&3冠という偉業を達成できたのではないかと感じました。

(2月9日追記:先生と呼ばれる職業(医師や弁護士、学校の教員など)は患者さん、依頼人、生徒から治療費や依頼料、学費という対価としてお給料を頂きます。(一部例外はありますが)ゆえに「先生は教える」という必然が生じます。

会社では、上司部下の上下関係はあっても、両者とも同じ会社からお給料をいただいている会社員です。「教える」という必然性は生じませんが(新入社員研修など一部例外はあります)業績を上げるために教えたり、教わったりということは避けては通れません。ゆえに「どこかから学ぶ」という必然性が生じます。

そして、現在も青山学院大学の原晋監督というより、青山学院大学の原晋営業マンという色が強くも感じます。
何せ、次のライバルは「野球やサッカー」ですと宣言されてるあたりも営業色のにおいがプンプンします。
原晋監督の「魔法」とは、カリスマ営業マンとしての手法や考え方が「教育」や「選手を育てる」という学校教育とは異なるものなのではないでしょうか?

この本を読み終えたあとに感じたのは、原晋監督は前回紹介いたしました書籍「勝ちすぎた監督」の主人公、元駒大苫小牧高校野球部監督の香田さんと、考え方に共通点が多いなというところです。
もっとも、香田さんは「社会科の先生」でしたが・・・・もしかすると学校の先生っぽくなかったのかもしれませんね。
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